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日本における携帯電話は一人一台以上になり今やモバイルはなくてはならない時代となっている。NTTドコモが「iモード」を開始したのは1999年。あれから10年が経った現在、ケータイネットのコンテンツは充実し、10代から20代の若者世代においては、PCではなくケータイ内で行動することが当たり前となっている。
モバイルコンテンツ制作を手がけるアミュー株式会社の代表取締役社長 宮宗氏は、「これからの時代、ケータイがすべてのポータルになる」と語る。今後のモバイルにおけるビジネスチャンスと可能性についてお話を伺った。 |
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[インタビュアー]
宮宗さんは、音楽をモバイルで配信するという世界初の試みに参加された、いわばパイオニア的存在ですよね。モバイルコンテンツの普及当初から業界を見てきた方として、今後の可能性をどう考えていらっしゃいますか?
[宮宗氏]
ケータイというのは、自分と一緒に移動するすごいツールです。固定電話の時代からあっという間に成長していったけれど、音声のみの機能だったなら限界が来ていたはずですよ。ドコモがiモードを手がけ、ケータイでネット環境が使えるようになり、まずはメール文化が成長した。音声では伝えきれないものを伝える手段としてデコメや絵文字などが発達していき、その間メールだけでなく、音楽配信に着メロ、着うた、ゲームなど、その機能は進化の一途を辿ります。動画やワンセグ放送を見られることも今や当たり前になった。こうしたリッチコンテンツの配信が可能になり、もはやケータイはひとつのメディアとなりつつあります。そのうえ、数あるメディアの中でも、最も接触している時間が長い。多くの人にとって、ケータイが身体の一部のようになった現在、やり方次第ではビジネスチャンスの宝庫と言えますよ。
[インタビュアー]
新しいビジネスモデルとしては、どんなものが想定できるのでしょう?
[宮宗氏]
端末技術が上がることで、これまでできなかったことができるようになっていきます。来年には大手4社が3.9Gの商用化をしますから、動画やワンセグなどにおいてもできることはさらに広がるでしょうね。
[インタビュアー]
容量が増えれば、スピードも上がる。当然のごとく、できることが広がる、と?
[宮宗氏]
ええ。私は「ケータイのTV化」が進むと考えています。つまり、ケータイがTVという仕組みを変えてしまうのではないか、と。もちろん、画面の小ささには問題がありますが、ニーズは確実にある。ケータイでのインターネットが可能になったように、将来はケータイでTVを持ち歩く時代が来るのではないかと思います。実際、アメリカでは「MediaFLO」という端末向けのマルチメディア配信技術がすでに登場していますから。自社のTV局を持つことも夢ではなくなりましたよ。
[インタビュアー]
ケータイ専用の放送局「Bee-TV」も出てきましたしね。
[宮宗氏]
キャリアを越えて、自分たちが主役になれるわけです。これからの時代は、ケータイがすべてのポータルになる!少なくとも、この日本では間違いなくそうなりますよ。
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[インタビュアー]
ケータイネットにおける自社サイトを持っている企業も増えたと聞きますが。
[宮宗氏]
IT革命時代の15年前には、ホームページを持っている会社はほとんどありませんでした。ほんの少し前までは夢の夢でしたが、現在では会社をつくったらまずホームページをつくることが常識ですよね。それと同じことがモバイル上でも起こり始めています。
[インタビュアー]
PCとモバイル、両方で自社サイトをつくることに意味がある、と。だとすれば、その違いはどこにあるのでしょうか?
[宮宗氏]
ケータイは、常時持ち歩くもの。どこにいても自分のほしい情報を得ることができるツールです。つまり、常時アクセスできるからこそ、顧客をつかむチャンスも大きくなるわけですよ。しかし、ここで大事なのは「PCサイトとモバイルサイトでは、つくり方がまったく違う」という点です。小さな画面なので見やすさが重要なのはもちろんのこと、常時アクセスがあっても飽きさせない仕組みをつくらなくてはなりません。デザインから使い勝手の良さまですべてを含めたうえでの魅力がなくては、せっかく集客しても逃してしまう結果になります。
[インタビュアー]
ただサイトをつくればいいわけではない。モバイルならではの意義を認識したものでなければ意味がないということですね?
[宮宗氏]
例えば、建物だってただつくればいいというものじゃない。住まう人の目的を把握したうえで、住み心地の良いものをつくるためにはコンサルティングが必要です。モバイルサイトもそれと同じで、目的や用途をしっかりコンサルティングしてからでないと、ただそこにあるだけのものになってしまいます。私達はモバイルサイトをよりアクティブで有効なものにするため、企画コンサルティングから制作までを100%自社で手がけています。ケータイならではの「きせかえ、着メロ、着うた」などの技術も生かし、最大限にその魅力を引き出す。これが重要なのです。
[インタビュアー]
車関係の某メディアでは、顧客の80%以上がモバイルサイトからやってくるという話を聞いたことがあります。これからの時代、企業サイトだけでなく、飲食店や小売店などにとっても必須の集客ツールになると言えそうですね。
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